リン(P)とは
リンは体内のミネラルの中でカルシウムに次いで多い栄養素で、カルシウムとともに骨や歯を形成したり、細胞内のエネルギー代謝に欠かせない重要なミネラルです。
その働きは非常に重要ですが、現代の日本人は過剰摂取に陥りやすい傾向があり、摂りすぎには注意が必要です。
リン(P)に多く含まれる食品

広く動植物食品に含まれていますが、とくに魚類、牛乳・乳製品、大豆、肉類に多く含まれます。
【リン(P)を多く含む食品】
●魚介類: ドジョウ、カツオ、メバチマグロ、ワカサギ、白子、干し海老
●卵類: 卵黄
●乳製品: ヨーグルト、スキムミルク、牛乳、プロセスチーズ
●豆製品: 大豆、そら豆、高野豆腐、木綿豆腐
リン(P)の働き
骨の成分となる
体内にあるリンの約80%は、カルシウムと結合してリン酸カルシウムに変化し、骨や歯の成分となります。
リンとカルシウムのバランスが崩れると、カルシウムが上手く活用されなくなります。
リンとカルシウムの比率は1:1が理想と考えられていますが、日本人の摂取量は、カルシウムが低く、リンが過剰にのぼっているのが現状です。
その他
残りの20%は筋肉、脳、神経などの様々な組織に含まれ、神経伝達やナイアシンの作用、エネルギーをつくり出す時に必須の役割をしています。
リン(P)の過剰、不足で引き起す症状
現代の食事でリンが不足することはほとんどありませんが、不足すると骨が柔らかくなったり、発育不全を起こしたり、肝機能が低下することがあります。
一方で、過剰に摂取するとカルシウムの排泄が促進され、カルシウム不足を招く原因になります。
リンはインスタント食品、加工食品、清涼飲料水に多く含まれているため、摂り過ぎには注意が必要です。
また、肉・魚・卵といった主菜となる食品はリンの含有量が高いため、これらの摂取量にも気を配ることが大切です。
食生活を見直すとともに、カルシウムを多く含む食品を意識して摂るよう心がけましょう。
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