1. Top
  2. trauma
  3. 脳の働きをよくする:脳トレで脳を強化! ~旅行で五感を感化!脳を活性化~

カテゴリー

タグ

はじめに

旅行

旅は、知らない場所を訪れ、人と出会い、新しい風景に触れることで、日常とは異なる時間を体験できる貴重な機会です。
その土地ならではの美しい景色を眺めたり、郷土料理を味わったりすることで、視覚・嗅覚・味覚・触覚・聴覚といった五感が刺激され、脳がいきいきと働き始めます。

これまで旅行は「気晴らし」「気分転換」といったイメージが強かったかもしれませんが、近年の脳科学では、旅行そのものが脳を活性化させる行為であることが明らかになり、「脳トレ」の一つとして捉えられるようになってきました。

しかし、旅の効果はそれだけではありません。
観光地を歩く機会が増えることで自然と有酸素運動ができ、足腰が鍛えられると同時に、脳の神経細胞を支える栄養因子BDNFの分泌が促されます。
さらに、青空の下を歩くとセロトニンが分泌され、気持ちが明るくなり、嫌なことも自然と薄れていきます。

また、新しい場所を訪れて記憶していく過程そのものが、脳にとって大きな刺激になります。
脳は新しい空間を認識するために“空間地図”を作り、海馬に一時的に保存します。
その場所を何度か訪れることで地図情報が強化され、やがて長期記憶として大脳に定着していきます。
このプロセスは、記憶力の維持や向上にも役立つと考えられています。

さらに、ある研究では「旅行」と「クリエイティビティ(創造性)」の間に強い相関があることが示されています。
新しい文化や価値観に触れることで、発想が広がり、新しい作品づくりやアイデアの源になることがあるためです。
旅先での体験が、思いがけない創造力の刺激になることも少なくありません。

脳トレとして利用する場合の旅行のポイント

カメラ

ふらりと旅にでかけることも楽しいですが、「脳トレ」として旅行を活かしたい場合は、事前に計画を立てて行うほうがよいでしょう。

「何時に出発して」
「どこを観光する」
「どこで何を食べるか」
などの計画をたてることは、脳の司令塔「前頭前野」を活性化させるようです。


計画を立てることで、旅先の歴史、文化、特産品を知ることができ、それによって意欲が湧いてもきますが、それらの内容の時刻表や、効率よく観光地を回るための計画をまとめていくことで前頭前野を働かせることになるからです。
前頭前野を鍛えるには、「選択」「判断」「系列化」の3つの要素をバランスよく含まれている活動をすることが良いと言われており、旅行の計画作成は前頭葉の脳活性化には最適です。
特にうつ病などの精神疾患者は、前頭前野の血流が低下し不活性状態が続いている状態ですので、計画をつくっていくことは、うつ病回復後のリハビリになります。

また、旅行中の幸福感は2週間程度で減退しますが、次の旅行について考えているだけでもドーパミンの分泌が促され、徐々に期待が高まる8週間前から幸福感が高まるという研究結果も報告されています。
計画は、できるだけ綿密に行う方がより幸福感が増すそうで、あれこれと細かく調べて計画する方が脳にとっては好ましいとされています。

旅ノートを利用して「脳トレ」の方法

旅ノート

脳トレ目的で旅行の計画を作成するときは、「旅ノート」をつくるといいでしょう。
旅ノートとは、簡単にいうと、旅行計画から帰宅してからの写真整理までをまとめたノートです。
計画するだけでなく、観光している間の写真やパンフレットをノートに貼り付け、整理していくことで思い出を残していきます。
今や、携帯アプリでも簡単に作成できますが、手作業で行う方が脳が活性化されるので手を動かして作成していきましょう。

旅ノート作成の流れ
1.スケジュール作成(旅行前)
 情報収集し、行先、時間のスケジュールを作成します。
2.旅の記録(旅行中)
 旅の記録を旅行中にメモしていきます。
3.思い出の記録(旅行後)
 パンフレット、写真などをノートに貼り付けつけて思い出として残していきます。

初心者向けの旅ノート

イラスト旅ノート。

慣れた人は手帳タイプ

スケジュール作成(旅行前)

スケジュール作成

旅行に出かける前には、まず行先の情報収集をして、行先、乗り換え、時間の書かれたスケジュールを作成し旅ノートに記入しておきます。

①必要なもの

・旅ノート
・付箋紙(色分けのものがよい)
・A4用紙

②スケジュールの作成

2-1.行先の情報探し

行き先

最初に行先の情報を探します。
インターネットや旅行情報誌などを見て、まずは行先情報を調べます。

https://www.google.co.jp/maps/@32.9998961,138.4293071,5z?hl=ja

2-2.行先、やりたい事を付箋紙に書きだす

付箋紙

・行きたいと思った場所を付箋紙に一つ一つ書きだしていきます。
(エリアが離れている場合は、付箋紙を色分けするとわかりやすいです。)
・また、やりたいことも大きめの付箋紙に場所ごとにメモしていきます。
・ネットのグーグルマップを印刷しておき、行先に目印をしておきましょう。

スケジュール作成

2-3.行先ルート、手段の決定

地図を見ながら、行先の順番を考えます。
A4用紙上に、付箋紙を効率のよい順番に並び替えていきます。
時刻表を見ながら、近接駅の所要時間、運賃、移動手段を付箋紙の横に記入していきます。

スケジュール作成

徒歩の場合は、グーグルマップで印刷し、地図上に行先のルートを記入していくと楽です。
宿泊する場合は、予約も忘れずにしておきましょう。

スケジュール作成

2-4.旅ノートに記入

スケジュールを旅ノートに、書き写していきます。
左ページは時刻表、やる事、料金などを記入する「行先スケジュール」、右ページは行先、宿泊先、食事する場所のわかる「Map」を貼り付けておくとわかりやすいです。

スケジュール作成

旅行の記録(旅行中)

旅行の記録

旅行が始まったら、移動時間、宿泊時など利用して旅の記録をつけておきます。
旅行中に「記録するページ」と、帰ってきてから写真やパンフレットなどを貼り付ける「思い出ページ」と分けておいた方がいいでしょう。

1.記録をすぐとる
その日のコンディション、天気、街の様子、料理の味など感じたことを細かく残しておきます。

2.旅行先で入手したものを保存しておく。
旅行先で入手したチケットレシート、パンフレットはファイルなどに入れて保存しておきましょう。
駅のスタンプ、落ち葉、花びらなど光景に残るものもとっておくと深い思い出として残ります。

3.写真撮影をする
風景だけでなく、食事を食べる前の料理、利用した乗り物、案内板なども忘れず写しておきましょう。

思い出ノート作成(旅行後)

思い出ノート

必要なもの
・色鉛筆、クレヨン
・マスキングテープ
・スティックのり
・ハサミ、カッター

旅行が終わった後は、旅行中記録したことや、入手したものをノートに貼り付けて「思い出ノート」を作成していきます。
パンフレットを切り抜いたり、イラストを描いたりしてノートを充実させていきましょう。
内容を充実させていくほど、より脳を活性化し旅の記憶も鮮明に残されていきます。

コラム一覧に戻る